勉強方法がわからないお子様をお持ちの保護者の方へ
1学期もほぼ半分が経過しました。
進級・進学して、新しい環境にも
慣れてきた頃だと思います。
塾生の中にもまだ自分自身の勉強の方法を
確立できず、ただやみくもに
勉強している生徒も見られます。
そこでこれから、英・数・国・理・社の
5科目についての勉強法を
書きたいと思います。
まず今回は、総論を・・・。
ただ、人それぞれに考え方や
個性が違うので、必ずしも正解だとは
限りませんので、参考程度に読んで
いただければ幸いです。
目次
- ○ 勉強方法について
- ・①早めに取りかかる
- ・②不安なところをテスト前日以降見ない
- ・③マネして解いてみる
- ・④短時間で、効率良く、集中してやる
- ・⑤前回の反省を踏まえて、目標を立てる
- ・⑥点数が少し上のライバルをつくる
勉強方法について
どの科目であっても、
テスト範囲が発表される前に、
だいたいどの辺りが次のテストで
出されるかはわかります。
まったく授業でやっていない
単元が出ることはありません。
前回、どこまでが範囲だったかが
わかっていれば、基本はその続きを
まずは早めに勉強しておけば良いのです。
範囲が発表されるまで、勉強に取り掛かれない、
なんていうことは絶対にあり得ません。
単語や漢字などは、別に学校でまだ習っていない
範囲であっても、知っていて損することはありません。
まず大事なことは、➀「早めに取りかかる」ことです。
次に、②「不安なところをテスト前日以降見ない」ことです。
自分で自分をより一層不安にしてしまうことに繋がります。
勉強の仕方がわからない、という方は
まず、学校や塾で言われたこと、解き方や
考え方などをとりあえず
③「マネして解いてみる」ことです。
また、勉強は、時間を長くやれば良いと
いうものではありません。
④「短時間で、効率良く、集中してやる」ことです。
明確な期限や点数などの目標を設定しなければ
何のために勉強しているかわからなくなります。
⑤「前回の反省を踏まえて、目標を立てる」ことです。
また、目標と同じですが、
⑥「点数が少し上のライバルをつくる」ことです。
以下にはそれぞれについて考えを
書いています。共感していただければ幸いです。
どうすれば良いか、悩んでいる方が
いらっしゃいましたら、遠慮なく
ご相談下さい。
①早めに取りかかる
一夜漬けは絶対にやってはいけません。
寝不足のままテストを受けても、結局定着していないので
その時のテストでは、それなりの点が獲れても、
次につながりません。
毎回、前日に慌てて夜更かしして、
勉強しなければいけないので
とてもしんどいです。
直前にしんどい思いをしても、自分が思うような
点数を獲ることができないため、
毎回繰り返しているうちに勉強嫌いになります。
結局、テスト当日までにやらなければいけないことが
わかっているなら、早めに始めて、
テスト直前には早寝早起きして
体調を整えましょう。
理想としては、
テスト初日の3日前くらいに、ひと通りの勉強を
終えてしまえるようなスケジュールを立てて、
勉強して下さい。
万一、風邪をひいたりして体調を壊しても
3日前くらいに終わるようにしておけば、
その分を取り返すことができます。
体調管理もテスト対策の1つかもしれません。
②不安なところをテスト前日以降見ない
不安なところを直前に勉強しようとすると、
どうしても気になって、眠れなかったり、
集中できなかったりして、100%の力を
出すことができなくなります。
公式を間違って覚えていることが
テスト直前にわかったらどうでしょう。
たぶん、その科目のテストは
終わるまでパニック状態になって
しまうのではないでしょうか。
③マネして解いてみる
自分のオリジナルのやり方や考え方で
やると、本質がわかっていないので
点数は伸びません。
では「マネ」をするためには
どうすればよいか。
まず「先生の話をよく聞くこと」です。
授業中に居眠りしている、なんていうのは
言語道断です。
「先生からは見えないだろう」と勝手に
考えて、学校の授業中に居眠りしていても、
教壇からはよく見えます。
次に、「授業中に言われたことをメモする」
ことです。最近、授業中にノートをとらない
生徒が多いようですが、それも授業が
わからなくなる要因の一つではないかと
思います。
④短時間で、効率良く、集中してやる
長い時間ダラダラとやるより、
短い時間集中してやる方が
良いと思いませんか。
結局、ダラダラ長時間やって
定着もせず、
好きなこともできず、
となるのでますます勉強嫌いに
なります。
時間の使い方にメリハリを
持たせましょう。
○分、○時間集中して勉強をしたら、
その後は自分の好きなことを
目いっぱいする。
中途半端にダラダラとやるから
楽しくもないし、つらくなります。
まだ、他にも勉強方法はあります。
1人で悩まず、相談してみましょう。
⑤前回の反省を踏まえて、目標を立てる
前のテストの時に、
「これをミスしていた」とか
「時間配分が良くなかった」とか
100点を取っていれば
反省もないかもしれませんが、
そうでなければ、何かしらの改善点が
あるはずです。
それを1つずつ潰していくことが
大事です。
同じミスを繰り返していては
点数も上がりません。
また、目標は「ちょっと頑張れば
手が届くくらい」の点数で、
まずは設定しましょう。
自分の実力からかけ離れた
点数を目標にしてしまうと
挫折します。
ゆっくり焦らず、一段ずつ
クリアしていきましょう。
⑥点数が少し上のライバルをつくる
良き競争相手がいるかどうかは
すごく大事です。
例えば、勉強でも部活でも
何でも構いませんが、
「2位」であったらどう感じますか。
「1位は誰だ?」とか
「1位までどれだけの差か?」とか
人それぞれ違っても、
「次こそは・・・」と思うのでは
ないでしょうか。
ちょっと頑張れば、もしかしたら
抜けるかもしれないような、
能力的に近いライバルを見つけましょう。
あと、いくら友達であっても
勉強時間の話は、正直に聞かない方が良いです。
「全然勉強してない・・・。」と言いながら
高得点を獲る人がいます。
必ずと言っていいですが、
陰で努力しています。
そういう人は自分が抜かれないように
少なめに教えますから。
努力はすぐに花開かないかもしれませんが、
絶対に無駄にはなりません。
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